このところ、撮影システムを軽量化しています。
年齢のせいではありません。
それほど重いものを装備しなくとも十分写真は撮れるのだと、感じたからです。
実際に一眼レフのキャノン6Dからハッセルまで、基本的には、Manfrotto190とスリック自由雲台SBH280という組み合わせの小型三脚でこなしています。
何故この組み合わせにしたかというと、クイックレスポンスと堅牢性を備えた組み合わせだからです。この三脚セットは、私が使っていることもあって、今や写真教室のオフィシャル三脚となっています。
ところが、最近になってクイックセット社のハスキーを使う頻度が高くなってきました。
どうしてか?
高いアングルが必要だからです。
高いアングルで撮影する可能性のあるときは、ハスキーを使って撮影をします。
この作品は、本日新作コーナーで紹介した作品(モノクロ)のカラー版ですが、カメラポジションは2m(三脚を最長にしてエレベーターで更に高くしています)を超えています。
何故、そんな高さが必要かというと、ハイアングルによって里芋の葉の形が綺麗に表現され、葉の中の水滴まで写せるからです。
パースを極端にかけずに、この表現を可能にするにはハイアングルしかありません。
実はハスキー、ローアングルが苦手でさほど低いポジションは使えない。
こんな時はManfrotto190です。
道具に万能は無い、という話でした。