構図は、写真を撮る人たちの最も気になるポイントです。
実際、良い構図の条件とはなんですか?
どのように構図バランスをとったら良いのですか?
などと聞かれます。
巷には、三分割構図・L字構図・黄金分割比を利用した構図など色々と解説されていますが…
ちょっと考えてみてください。
構図の主題、つまり主役は何か?を考えた(感じた)時、その配置をどこにするかが「構図」と考えているなら、その答えは見つけることができません。
なぜなら、構図はシチュエーション(状況)によって決まるからです。
被写体は、その置かれている状況により配置が決まるのであって、配置ありきではないのです。
よって、良い構図の条件は、光と、それによって導き出された状況に合わせて表現すべき画角(焦点距離)を決定し、被写体を配置することによってファーストステップが完了するのです。
さらに、その先のステップがありますが、今回はここまで…
ということで、詳しくは動画を御覧ください。同じような構図でも、状況の変化、それに合わせたレンズの焦点距離によって違いが歴然とすることが理解できます。分からなかった方は何度も繰り返しみてください。
必要なのはメモをとらずに、ひたすら流すように見ることです。この繰り返しによって、自然に脳裏に定着され、実際の現場で役に立つようになります。
メモをとるという左脳優先の行為は、写真撮影という右脳優先の現場では瞬時に役に立ちません。
写真はタイミングが命ですからね。