写真について思ったこと、感じたこと
伝えたいことを綴ってみようと思う。
写真ってなんだろう。
こう考えた時、やっぱりライフワークなんだなとおもう。
理屈なんかいらない、楽しめばいい
そういう気もするが
ただ何気なく撮っているだけで写真になるのか…
若い子たちの写真をみて、ほんと自由だなと思う
だけど、どこか似ている。自由な表現なはずなのに全て画一的な感じがする。
一瞬見ると、面白い。
感性の赴くままに撮っているなとも思う。
だけど、長期間の鑑賞には耐えられない。
そう、写真は感性だけでは作品として成り立たない。
まるで、電車から見る看板付きの電柱のようだ。
よくよく見ると違うのだろうけれど、どれも同じような顔「形」をしている。
まるで写真学校に入学した時に、生徒たちが撮っている作品が一様に似ていたが、それと同じ感じがする。
当時は学生の写真といえばモノクロフィルムが当たり前、全て広角&オレンジもしくはレッドフィルターを付け、トライX(当時のトライXはオルソパン)&D76で現像して、荒っぽく現像して素粒子に表現することが流行っていた。もちろんカメラ女子など皆無に近く学年で女子は2~3名程度だった。
しかし、プロの作品は違った。
個性的で隙がなく、自由でありながらパワフルだ。
特に海外の作家はそうだ。
その代表を一人上げるとするなら、やはりアンセル・アダムス。
ピアノ奏者であり、広告写真家であった彼の作品は繊細かつ大胆で
写真の中にメッセージと音楽のような美しい旋律を感じる。
すなわち感性を形にできる技術を持っていたのである。